中長期で安定・着実なトレードスタイル
初心者のうちは、短期型は避けよう
さて、いざFXを始めるとなったとき、まずポイントになるのは、FXのトレードスタイルです。
分かりやすくいえば、
・短い期間で結果が出るが、出入りも激しい『短期型』
・やや長めの期間で、短期型にくらべると多少ゆるやかな『中長期型』
のどちらをメインにやっていくのか、ということです。
当サイトとしては、FXの初心者の方には、『中長期型』をおすすめします。理由としては、以下のようなことが挙げられます。
- 短期型は瞬時の判断が要求されるため、知識と経験の少ない初心者には、少し難しい。
- 初心者のうちは、頭に血が上りやすく、無理に損を取り返そうとあせって、かえって傷を深くしてしまうケースもある。中長期型なら、時間がある程度ゆったりしているので、冷静さを保ったまま、取引することも可能である。
- 最初は元手が小額なことが多いため、着実・安定がねらえる中長期型がおすすめ。
ここまで読んで、『あれ? FXって、大儲けと大損の2種類しかないって聞いてたんだけど……』と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
実は、着実・堅実な儲けねらいでFXをやっていらっしゃる方も、大勢、おられるのです。
FXには、着実なトレードスタイルもあり
FXで着実なトレードスタイルを志向されている方の中には、『預金の代わりに』、と考えていらっしゃる方も、大勢、おられます。
本当に堅実に、といったら、本来は預金なのですが、現在はまれに見る超低金利時代。
各銀行の利率とにらめっこしたところで、たかが知れています。それならFXをやって、『銀行の金利分以上が付けばそれでいいや』、みたいなスタイルもありなのです。
また、最初から『一攫千金ではなく、お小遣い稼ぎ』と割り切って、FXをやっていらっしゃる方も多いです。月々数千円から1万円程度の利益が出ればOK、と考えて、着実なFX取引を心がけている、といったタイプです。
このやり方であれば、たとえば、出た利益をお小遣いではなく、元手を増やすことに使って、資金を増やしていく、といったやり方もできます。
将来、勝負するために、最初はコツコツ稼いでおく、といったやり方です。
また、老後の資金を増強するために、FXを始めたという年配の方もいらっしゃるようです。
このように、動機としてはいろいろありますが、どんな動機でFXを行なうにせよ、FXには着実なやり方もある、ということは、覚えておいた方がよいでしょう。
FXは、外貨預金の代わりにも
ちなみになのですが、FXを外貨預金の代わりに使う、といったやり方も、最近、広がりを見せつつあります。
元々、外貨預金が注目されるようになったのは、日本国内の超低金利によって、国内での預金に期待が持てないこと、そして、昨今の急速な円高にありました。外貨預金の高金利と、円高差益に活路を見出した方たちが、外貨預金の活用を始めた、というわけです。
そんな中で、今度は、FXのメリットに気づく方たちが現れました。
実は、レバレッジやスワップ金利、それに1通貨ごとの手数料(外貨預金ではレート、FXではスプレッド)を考えると、外貨預金よりもFXの方が魅力的だったりするのです。
そのため、外貨預金の代わりとしてFXを始める方たちが、最近、増えています。
そういった方々は、あまり高レバレッジは求めていません。預金の代わりなのですから、レバレッジ2倍程度の、低レバレッジでの運用を考えているわけです。
そのため、FX業者の中にも、これまでその業者では取り扱っていなかった、レバレッジ2倍等の低レバレッジを、新規に始めるところも出てきました。
以上、いろいろと見てきましたが、このように、安定・着実を求めて、FXをやるという方も最近、増えています。
初心者ゆえの大ゴケを防ぐためにも、FX初心者のうちは、この方向で行くのがよいのでは、と思います。
