【 外国為替相場予想・見通しの上手な使い方 】外れても損しないために。

<為替相場の神様>を探すのはやめよう!

為替相場予想 前項の最後でも書きましたが、FX取引の参考にするために、為替相場の神様を探すのは、あまり感心いたしません。
もちろん、FX取引において、為替予想というのは、とっても大切です。これが外れれば、すべてがパーになってしまうのですから、当たるに越したことはありません。

そして、為替相場の動きにくわしくないFX初心者が、自分の代わりに為替予想を行なってくれて、しかも毎回かならず的中させてくれるような為替相場の神様を探したがる気持ちもよく分かります。

しかし、それはやめた方がいいのです。
なぜ、やめた方がいいかといえば、将来的に損をする可能性が、非常に高くなるからです。

もし、直近の為替の相場の動きをズバリと当てた人がいたとして、
『ああ、この人こそが、私が探し求めていた為替相場の神様だ!この人の為替予想の通りにしていけば、絶対に安心だ!!』
なんて思ったとしたら、将来、痛い目に合うのは、間違いないでしょう。

残念ながら、毎回かならず為替予想が当たるような為替相場の神様は、この世にはいません。
いるのは、いろいろなタイプの為替相場の予想屋だけです。

そこで、まずは、為替相場の予想屋には、どんなタイプがいるのか、確認しておきましょう。

<為替相場の予想屋>の、いろいろなタイプ

 為替相場の予想屋としては、たとえば、以下のようなタイプがいます。

・波の激しいタイプ
当たることも外れることもあるが、その波が激しいタイプ。このタイプの<いい時>だけ見て、<為替相場の神様>と思い込むと、まずまちがいなく、痛い目に合います。もちろん、たまたま<いい時>にだけ当たれば、大儲けさせてくれる可能性もあります。

・地味な展開ながら、トータルで見ると、微妙に負けているタイプ
全体の波は少ないので、よく言えば安定しているのですが、ある程度の期間をトータルで見てみると、かならず、微妙に負けているタイプ。実はこれ、為替の予想屋の世界では、一番やっかいなタイプです。
なぜかといえば、典型的な<ジリ貧タイプ>だからです。もし、このタイプの為替の予想だけを参考にFXを行なっていると、なまじ、ジリ貧なだけに、切り上げ時も見つからず、ゆるやかに、しかし、確実に、損をしていきます。しかも、大当たりしにくいので、損を取り返すのも難しいのです。

・よくここまで外れるものだ、と感心するタイプ
為替の予想を、かならずと言っていいほど外してしまうタイプ。通称、『曲がり屋』。もちろん、このタイプの為替の予想をそのまま参考にしてはいけませんが、このタイプはこのタイプで、使い道がないこともないのです。

<為替予想屋>の使い方とは?

さて、前項で為替予想屋のいろいろなタイプについて見てきましたが、残念なことに、かならず当たるというタイプだけは、ありませんでした。

これはある意味、やむを得ないことです。為替というのは非常に複雑で予測がしにくく、どんなベテランでも、見誤ることはあります。
 『じゃあ、結局、使えないんだ』と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、実は、そうでもありません。

まず、使えないタイプは、ハッキリしています。
微妙に負けている、ジリ貧タイプです。大当たりがない上に、トータルで見ても負けなのですから、使い道がありません。『そんなに損はしてないから……』と、ずるずると付き合いを続けてしまう方が多いので、注意をしてくださいね。

次に使えるタイプについてですが、残りの2タイプは、どちらも<使えます>。ただ、こちらの使い方次第です。

波の激しいタイプは、<いい時>に当たれば、儲けさせてくれます。ただ、<いい時>なのかどうかは、こちらが見極める必要があります。当たれば大きいが、使い方が難しいタイプです。

もうひとつの、外してばかりの『曲がり屋』タイプ。このタイプは、実は、ある意味、使い勝手がよかったりします。
よく外すわけですから、その予想の逆を考えるか、動きが無いと考えるかすると、けっこう、当たっていたりします。いわば、勝つための早道、と、言えないこともありません。要は、こちらの使い方次第です。

<為替予想屋との賢い付き合い方>とは?

以上、見てきたように、為替予想屋にただ何も考えずに従っているだけでは、なかなか、おいしい思いはできません。
とにかく、絶対に当たる為替予想屋はいないのですから、あとは、為替予想屋のタイプを見極めて、こちらで使い方を考えることです。

その場合、無難なタイプは、実際にはあまり、役に立ちません。
どちらかというと極端なタイプの方が、あんがい、使い道があったりします

当サイトとしてのおすすめは、『曲がり屋』タイプなのですが、ともかく、予想屋の予想が外れたことを嘆くのではなく、どう使えば自分が得をできるか、ということを念頭に置いて、工夫を重ねていくのが得策かと思います。

FX研究所の研究結果